ミクロネシア連邦水産海事学校能力向上のための支援 (無償資金協力)署名式 

令和3年4月19日
贈与契約書への署名
贈与契約書の交換

  4月8日、ミクロネシア連邦の首都パリキールにおいて、側嶋秀展駐ミクロネシア日本国特命全権大使とカンディー A.エリエイサー外務大臣(The Honorable Kandhi A. Elieisar, Secretary, Department of Foreign Affairs, Federated States of Micronesia)との間で、供与額4億円の水産海事学校能力向上計画のための無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換が行われました。

  ミクロネシア連邦の水産海事学校は、同国唯一の海事教育機関であり、同国のみならず、ミクロネシア地域のパラオ、マーシャル諸島からも海事教育訓練の中核機関として発展していくことが期待されています。同校の教育能力向上は重要な課題ですが、現在は、機材不足のために実習訓練の実施が困難な状況にあり、国際条約に基づく船員の能力証明のうち高度なクラスの船舶職員の育成ができない状態です。

  この計画は、ミクロネシア連邦で唯一の水産海事学校に対して、同学校の施設(教室・宿舎)を建設し、海事訓練関係の機材(練習船・複合艇等)を供与することにより、同国の水産海事学校の教育能力向上を図り、海上の安全確保を通じたミクロネシア連邦の経済成長に貢献するものです。

 

  この協力は、平成30518日及び19日に福島県いわき市において開催された第8回太平洋・島サミットにおいて、我が国政府が表明した支援の柱である「強靱かつ持続可能な発展の基盤強化」に資する協力として実施するものです。

 

この行事における側嶋大使のスピーチはこちら

 

 

スピーチを行う側嶋大使
スピーチを行うエリエイサー外務大臣
事業関係者