ミクロネシア大統領府によるヤップ州への渡航禁止及び貨物船に対する検疫要件の廃止発表

2020/3/26
25日,ミクロネシア連邦(FSM)大統領府は,プレスリリースをもって,ヤップ州が航空機乗客の降機を禁止した旨,貨物輸送船に対する14日間の検疫要件を撤廃した旨を発表しました。これにより,4州すべて(ヤップ州,チューク州,ポンペイ州,コスラエ州)で渡航者の上陸が認められなくなりました。

プレスリリース概要(仮訳)
1 2020年3月25日,パニュエロ・ミクロネシア連邦(FSM)大統領は,ファラン・ヤップ州知事と協議の上,ヤップ州がチューク州及びポンペイ州に加わり,更なる通知があるまでは乗客が航空機から降りることを禁止する正式な要請に合意した。航空機は貨物を配達するためにヤップ州に到着し続けるが,出発地に関係なく,すべての乗客は航空機からヤップ州(及びチューク州,ポンペイ州)で降りることは認められない。コスラエ州は現在,航空機の乗客を受け入れていない。
 
2 さらに,重要な商品とサービスの継続的な供給を確保するための,貨物船とタンカー船が入国する前に課せられていた14日間の検疫要件が撤回された。14日間の検疫要件の代わりに,船会社はFSM保健省および港湾局の監督下にある追加の予防措置に準拠する必要がある。なお,FSMで許可され,入境する漁船は,14日間の検疫を含め依然として要件の対象となる。
 
3 本件に関し,アピス・運輸・通信・インフラ大臣は,国の海運会社に対する書簡を発表した(こちら)。
 
4 パニュエロ大統領は,「これらの強化された予防措置は,我々の国民の安全を確保するのに役立つ。貨物とタンカー船が,14日間到着が遅れることは,それが撤回された場合よりも現在のFSMの安全にとってより危険なものとなる。したがって,貨物船とタンカー船のみ14日間の検疫要件を撤回した。これにより,国家の健康と食料安全保障を含む重要な商品やサービスの継続的な供給を確実にする。スーパーマーケットが食糧を受け取り続けるのと同じように,病院は医薬品を受け取り続ける。市民は,誰もが十分に購入できるようにするために,パンデミックがなかった時と同じ頻度で食料購入を維持するよう,他の人とその家族に配慮して買い物をするようお願する。私たちの供給ラインは危険にさらされていない。」旨述べた。
 
5 2020年3月25日現在,FSMにおいて新型コロナウイルスの感染は確認されていない。パニュエロ大統領は,すべての市民が協力して(たとえば手を洗うことによって)お互いを安全に保ち,大規模な集まりを避け,州及び連邦政府による緊急事態宣言に従うことを呼びかけた。また,パニュエロ大統領は,「今は旅行や大規模な集会をする時ではなく,安全と健康を保ち,家族や愛する人と一緒にいる時である。」と述べた。

3月25日付大統領府プレスリリース[PDF])(英語)