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在ミクロネシア日本国大使館より安全情報のお知らせ

2件の安全情報
○ヤップ州でデング熱再流行注意
○レプルトスピラ症への感染注意

 

1.ヤップ州でデング熱再流行注意
最近、当国ヤップ州において昨年末に続き、再びデング熱と疑われる患者が増えているようです。ヤップ州保健局によれば、10月現在、デング熱が疑われる患者数は、計200名近くに達しています。現在収束しつつありますが、依然として注意が必要です。


デング熱は、デングウィルスによる急性熱性疾患で蚊によって媒介されます。人から人への感染はありません。また、一度感染すると免疫ができますがデングウィルスには4つの型があり、異なった型のデングウィルスに感染した場合は再発症します。

デング熱媒介蚊の活動は早朝や夕方に活発(夜間に刺された事例もあります)で、野外より家屋内で刺されるケースが多いようです。
発熱、筋肉痛関節症、発疹の3つが主な症状ですが蚊に刺されてから症状が現れるのに3~6日間の潜伏期があり、病気の経過中に広範囲の皮下出血、鼻血、歯肉からの出血、血便などの出血症状が現れます。この場合は入院の上、緊急の治療が必要です。
「蚊に刺されない」ことが唯一の予防法です。日中の蚊に刺されないように、暑くても軽装にしない、また、昼寝のときにも防蚊対策を行うなどの注意が必要です。

 

2.レプトスピラ症感染注意
レプトスピラ菌は感染したネズミやブタなどの動物の体内(腎臓)に潜んでおり、尿中にレプトスピラを排菌して土壌や川を汚染します。人への感染はレプトスピラに感染した動物の尿に感染された土壌や水の接触により皮膚の傷、目や鼻の粘膜を通過して体内に侵入します。人から人への感染はほとんどありませんが、感染すると3~14日間の潜伏期の後突然の頭痛、発熱(38度以上)、筋肉痛、眼結膜の充血が主な症状です。重症になると黄疸、腎障害等の症状がでて、治療しないと死に至ることもあります。
近年ポンペイ州でもレプトスピラ菌感染患者の報告が増加しています。多くは瓶・缶等の飲み物、カップラーメンなどの容器に付着したネズミの尿、排泄物からの感染と見られています。特に店の倉庫に長く保管されていたものを扱うときには水で洗うなどの注意が必要です。




 

 

 

 

 

 

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