「ポンペイ州ソケース地区ごみ収集車整備計画」「ポンペイ州キチ地区ごみ収集車整備計画」贈与契約署名式

平成27年2月12日
贈与契約に署名するソケース自治体リアメン自治区長と東本参事官
2015年2月10日,日本政府の人間の安全保障草の根無償資金協力による「ポンペイ州ソケース地区ごみ収集車整備計画」、及び、「ポンペイ州キチ地区ごみ収集車整備計画」の贈与契約署名式が在ミクロネシア日本大使館にて開催されました。
 
「ポンペイ州キチ地区ごみ収集車整備計画」は35,441米ドルの供与を通じてごみ収集車1台をキチ自治体に供与するものです。キチ地区はポンペイ州の中でも最も面積の広い地区で集落が点在しており、またポンペイ島の中でも河川が集中し、自然豊かな区域ですが、同地区にはごみ収集車がないため、ごみの不法投棄問題が発生しています。本件実施によって、キチ自治体がごみ収集事業を実施することが可能となります。
 
「ポンペイ州ソケース地区ごみ収集車整備計画」は77,241米ドルの供与を通じてごみ収集車1台、及びダンプトラック1台をソケース自治体に供与するものです。ソケース地区はポンペイ州の中でも最も人口の多い地域です。これまで1台のダンプトラックでごみ収集事業を実施してきましたが、地域全体のごみを収集するためには1台では足りず、効率も悪いため、その影響でごみの不法投棄、蓄積の問題を抱えています。
 
今般のプロジェクト実施によって、それぞれの地区の廃棄物管理を改善することで、地域が抱えるごみ問題の解決に繋がることが期待されます。
 
式典では、日本政府代表として東本真吾参事官が、ソケース自治体を代表してマイケル・リアメン自治区長が、キチ自治体を代表してトニー・サラピオ自治区長が贈与契約に署名し、日本大使館および自治体のスタッフが参加しました。 
贈与契約に署名するキチ自治体サラピオ自治区長と東本参事官