環境プログラム無償支援「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」引渡し式
平成26年9月9日


平成25年1月25日、ミクロネシア連邦政府大統領府前にてモリ大統領、ロバート外務大臣、鈴木大使ほか大勢の関係者が出席する中、環境プログラム無償支援「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」の引渡し式が執り行われました。
このプロジェクトは、大洋州地域における気候変動対策支援の一環として太陽光発電関連機材を供与・設置し、ミクロネシアにおけるディーゼル発電の一部を自然再生可能エネルギーに代替することにより、温室効果ガスの削減を図るものです。
同プロジェクトでは、日本政府より5億3千万円が供与され、大統領府に20kwの太陽光発電システムと停電時にも執務可能となるようバッテリーバックアップシステムが、また、ミクロネシア短期大学パリキール校には160kwの太陽光発電システムが駐車場の屋根の兼用としてそれぞれ設置されました。
式典において、鈴木大使より、本プロジェクトは化石燃料の使用量と温室効果ガス排出量を削減し、気候変動の影響を抑えることに貢献すること、太陽光発電の基礎知識から維持・メンテナンスの技術指導も含まれていること、再生可能エネルギーのパイロットプロジェクトとして特に将来の世代に対する意識を高めることを期待している旨の挨拶がありました。
ロバート外務大臣より、エネルギーなしに経済開発や民間部門開発は語れないとし、日本大使館を始めとする日本側関係者及びミクロネシア側関係者に対する謝辞が述べられました。
その後、鈴木大使よりモリ大統領に対し鍵と写真パネルが手交され、最後に鏡割り・乾杯でプロジェクトの完工・引渡しを祝いました。
