ポンペイ港拡張工事の起工式

令和7年10月21日
10月8日、籠宮大使は、ポンペイ港拡張工事の起工式に出席しました。
 
このプロジェクトは、日本からミクロネシア連邦への支援としては過去最大となる、約46億円(約3,000万米ドル)にのぼり、ミクロネシア連邦最大の港であり、漁港と商業港の機能を併せ持つポンペイ港を拡張し、近年急増する船舶の混雑緩和及び安全性の向上並びに海上物流の改善を目指すものです。
 
式典には、ポンペイ州の伝統的リーダーをはじめ、ロバート外務大臣、アピス運輸・通信・インフラ大臣、ジョセフ・ポンペイ州知事、渡邉JICAミクロネシア支所長らが出席し、ミクロネシア側の参加者は、ポンペイ港拡張工事の重要性及びミクロネシア連邦の人々に対する日本政府の支援に対して感謝の意を表しました。
 
籠宮大使はスピーチの中で、日本とミクロネシアとの間で長年にわたり育まれてきた「キズナ」(友好関係)に触れ、今回の支援が、安全性及び物流の改善に加え、人々の交流の増加や地域経済の活性化及び地域住民の生活水準の向上に寄与し、地域全体への持続可能な利益をもたらすことを期待すると述べました。更に、プロジェクトを実施する日本国際協力機構(JICA)及び若築建設株式会社により、日本の技術と経験が最大限に活用されることを望んでいるとし、工事の成功への期待を述べました。
 
起工式では、ミクロネシア伝統のサカウセレモニーのほか、日本の酒セレモニーとして鏡開きが実施され、参加者に日本酒が振る舞われました。
スピーチをする籠宮大使
伝統的リーダーをはじめ出席者の様子
鍬入れの儀
サカウセレモニー
鏡開き