シミナ大統領の福島県訪問

令和7年3月26日
18日の日・ミクロネシア首脳会談に先立ち、3月16日から17日にかけて、シミナ大統領は福島県を訪問しました。
籠宮大使、ローリン・ロバート外務大臣、ジョン・フリッツ駐日ミクロネシア連邦大使が同行しました。
まず、大統領は福島第一原子力発電所を訪問し、2011年3月の津波による被害後の廃炉作業や、発電所から排出された水を海洋に放出する前に再浄化する装置(ALPS処理水)の現場を視察しました。
東京電力の代表者は、廃炉のプロセスや、排出される水が国内および国際的な放射性物質の安全基準を完全に満たすよう、科学的根拠に基づいた処理方法を採用していることを説明しました。
また、処理プロセスやデータの透明性を保つことを約束しました。
次に、大統領は浪江町の吉田栄光町長と面会しました。吉田町長は、2011年3月の東日本大震災からの目覚ましい復興が進んでいることを説明しました。
大統領はまた、福島県の内堀雅雄知事にも会いました。
内堀知事は、大統領の2度目の福島県訪問に謝意を述べるとともに、福島県の復興が相当に進んでいることを説明し、ミクロネシア連邦と同県の友好関係を再確認しました。
籠宮大使は、大統領の福島県訪問を心から歓迎するとともに、福島県の復興や、日本が科学的根拠に基づくALPS処理水の安全基準を厳格に遵守していることを大統領に評価していただいたことに感謝の意を表しました。
福島第一原発視察
集合写真
吉田町長とシミナ大統領
内堀知事訪問
福島第一原発質疑応答の様子
ALPS処理水の放射線計測