ポンペイ港拡張計画と漁業調査船及び水産機材の供与に関する署名式

令和6年9月6日
2024年9月3日、パリキールにおいて籠宮大使とロバート外務大臣との間で、「ポンペイ港拡張計画(約46億円)」及び「漁業調査船及び水産関連機材の供与(14億円)」に係る無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
 
ほとんどの物資を海運に依存している当国にとってポンペイ港は最も重要なライフラインですが、同港には十分なスペースが無く、物資の陸揚げに支障を来していました。また、同国にとって重要な産業である漁業の水揚げにも支障を来していました。今回のポンペイ港拡張計画では、同港の岸壁を大幅に延長することを目的としており、同港のキャパシティを強化することで、ミクロネシア連邦における国内外との連結性の強化が期待されます。
 
また、当国にとって重要な産業である漁業に必要な、船舶、製氷機、漁具等を供与することで、持続的な水産振興の強化が期待されます。
 
署名式において籠宮大使は、特に「ポンペイ港拡張計画」については、新型コロナウイルスによる影響で時間がかかったが、関係者の努力によりこの日を迎えることができた。今日、書簡の交換が出来たことを嬉しく思うと述べました。大使はまた、これらの事業が経済社会の発展に向けたミクロネシア連邦の人々の努力の助けになることを心より願っている旨述べました。
 
ロバート外務大臣は日本の長年の援助に感謝の意を示し、今回の日本からの援助によってミクロネシア連邦の人々の経済や産業が向上することは喜ばしいと述べました。
 
署名する籠宮大使とロバート大臣
書簡の交換
スピーチする籠宮大使
スピーチするロバート外務大臣
集合写真