新型コロナウィルス感染拡大に対する緊急支援

令和4年7月28日
 ミクロネシア連邦(FSM)は厳格な入国制限措置を取ることで新型コロナウィルスの市中感染を防いできましたが、7月19日、FSMの4州のうちポンペイ州とコスラエ州で初の市中感染例が確認され、その後、両州で感染が急激に拡大しています。

 これを受け、7月26日、ポンペイ州で2か所、コスラエ州で1か所の臨時の検査・診療施設がUNICEFの協力によって開設され、日本が令和3年度「太平洋島嶼国における新型コロナウイルス感染症危機に対する保健医療能力強化計画」によりUNICEFを通じてFSMに供与した机、椅子、ウォーターディスペンサー、手首消毒用ジェル等の資機材が活用されています。
 
 ポンペイ州の検査・診療施設は、市街地にある州立病院から距離があり、適切な医療を受けることが困難な居住地域に設置されました。コスラエ州でも拡大する検査・治療のニーズに対応するために設置されました。今次開設された臨時の検査・診療施設が、地域住民の新型コロナウイルス感染拡大抑止と治療に貢献することが期待されます。
0727 供与された資機材の前で
bringing in 搬入される資機材
installation 資機材を設置する様子
chair 間隔を開けて椅子が配置された様子