草の根・人間の安全保障無償資金協力 「ポンペイ州パリキール小学校環境改善計画」引渡式

令和4年2月16日
 2月10日、「ポンペイ州パリキール小学校環境改善計画」に対する76,693米ドルを限度とする草の根・人間の安全保障無償資金協力の引渡式がパリキール小学校で行われました。

 本プロジェクトは、3箇所の化粧室において計15の水洗トイレ、及び計14の手洗い器を改修し、排水溝カバーを改修し、教室と化粧室の間に屋根付きの廊下を建設することにより、同校の環境を清潔で衛生的なものとし、同校生徒及び教職員の安全と健康を確保するものです。

 式典において、道上尚史大使は、教育環境が子どもや国にとって重要であることを述べ、物事に対して精一杯力を尽くすことや、年長者や伝統的技術を尊重する日本の文化の特徴ついて説明をしました。改善された施設が生徒たちのよりよい教育環境を育み、日本とミクロネシアの友好の象徴になることを期待すると述べ、ポンペイ州教育局に改修された施設を引き渡しました。

 リード・オリバー・ポンペイ州知事は、本件協力について、道上大使と日本に感謝し、同校の生徒たちに対し、道上大使のスピーチを通訳し、年長者を敬い、人が見ていてもいなくても努力し助け合うこと、改修した施設を清潔に保ち、壊さないように維持することの重要性を説明しました。オリバー知事は、日本とミクロネシアの100年以上にわたる特別な関係に感謝すると述べ、スピーチを結びました。

 式典には、センディリナ・レッカ同州議会議員、ミタロ・シミナ同州議会議員、スタンレー・エトセ・ポンペイ州教育局長、フランシスコ・イファミリク・パリキール小学校校長、同校教員、生徒及び日本大使館関係者も出席しました。
amb's speech スピーチを行う道上大使
gorvenor's speech スピーチを行うオリバー・ポンペイ州知事
students 生徒たちのダンスパフォーマンス
teachers 教師たちの歌のパフォーマンス
gifts ポンペイ州から大使へ伝統工芸品の贈り物
group 集合写真