草の根・人間の安全保障無償資金協力 「ポンペイ州キチ地区水路復旧用機材整備計画」贈与契約署名式

令和4年1月26日
 1月13日、「ポンペイ州キチ地区水路復旧用機材整備計画」に対する78,303米ドルを限度とする草の根・人間の安全保障無償資金協力の贈与契約の署名式が日本大使館で行われました。
 
 本プロジェクトはキチ地区において、電動のこぎり、クレーントラック、エクスカベーターを提供することにより、洪水や地滑りでマングローブが倒れ、水路が塞がれた場合の復旧を図るものです。
 
 式典において、ウェルソン・パヌエル・キチ地区長は、道上大使及び日本に感謝し、寄贈される機材はキチのあらゆる人々へのサービスを確実に向上させると述べ、1985年にキチの憲法が批准されて以来、このような機材を受け取るのは初めてであるとも述べました。また、この機材が土地を発展させ、キチの製品を大使館に贈ることができることを期待すると結びました。
 
 道上大使は、パニュエロ大統領をはじめとする多くの方々から日本の貢献と援助に感謝の意を示されたことは嬉しく、日本はミクロネシア連邦との協力を継続していくと述べました。大使は、キチの新しい計画について、キチの多くの人々がラグーンへ続く水路を漁業に利用し、生活を確保しているが、自然災害によって水路の利用が阻害されるという問題に言及の上、本プロジェクトが円滑に進み、キチのインフラ整備、産業発展及び自然災害からの安全が確保されることを期待すると述べました。
 
 式典には、アルフレッドソン・ラドール議長、ガーヴィー・スペンサー財務委員長、キチ自治体職員及び日本大使館関係者も出席しました。
Hon. Panuel スピーチを行うパヌエル・キチ地区長
Amb. Michigami スピーチを行う道上大使
signing 贈与契約書の署名
exchanging 贈与契約書の交換
Group Photo 式典参加者での集合写真