草の根・人間の安全保障無償資金協力 「ポンペイ州マドレニウム地区塵芥車整備計画」引渡式

令和3年3月11日
スピーチを行うレンスル地区長代行   
スピーチを行うネス・ポンペイ州議会議員
 2021年2月25日、「ポンペイ州マドレニウム地区塵芥車整備計画」に対する89,647米ドルを限度とする草の根・人間の安全保障無償資金協力の引渡式がマドレニウム地区庁舎で開催されました。

  本プロジェクトは、塵芥車1台を供与することにより、ポンペイ州マドレニウム地区において廃棄物の不法投棄、蓄積等による環境・衛生問題の改善に寄与するものです。本プロジェクトで供与する塵芥車により、廃棄物収集事業が強化され、当地区の衛生及び環境が改善されることが期待されています。

  式典において、ジョン・レンスル・マドレニウム地区長代行は日本政府からの寄贈により同地区が塵芥車を保有することができたと述べ、側嶋大使、日本政府、及び本プロジェクトに関与したすべての人々に感謝しました。続いて、シェルテン・ネス・ポンペイ州議会議員は、寄贈された塵芥車を始めとする日本からミクロネシア連邦への支援に対し、深く感謝しました

  側嶋大使は、廃棄物の不法投棄や蓄積から生じる環境問題に対処したいというマドレニウム地区からの要請を受けて、2019年12月に本プロジェクトの贈与契約に署名した旨、供与された塵芥車の活用により、当地区の各箇所で毎月廃棄物が収集され、塵芥車が廃棄物を圧縮し、現在の22倍の廃棄物を収集することが可能になる旨述べた上で、塵芥車がマドレニウム及びポンペイ州の環境改善に十分に活用され、日本とミクロネシア連邦との友好の象徴となることを期待すると結びました。

  式典には、他に、マサオ・シルバヌズ・マドレニウム地区評議会議長、キオミ・アルバート・同地区裁判所長官、マイオリーン・エトセ・同地区財務部長などマドレニウム地区の行政・立法・司法の関係者と日本大使館関係者が出席しました。

この行事における側嶋大使のスピーチはこちら。

 
スピーチを行う側嶋大使
側嶋大使とレンスル地区長代行
日本政府から提供された塵芥車
式典参加者での集合写真
マドレニウム地区からの手工芸品の贈り物