草の根・人間の安全保障無償資金協力「ヤップ州ルムー小学校環境改善計画」引渡式

令和2年3月17日
スピーチを行うヘンリー・フラン・ヤップ州知事
スピーチを行う側嶋大使
     2020年3月3日,草の根・人間の安全保障無償資金協力「ヤップ州ルムー小学校環境改善計画(供与限度額80,320米ドル)」の引渡式がルムー小学校で執り行われました。
 
     本計画は,小学校の敷地内へ不審者が週末や夜間に進入することを防ぎ,学校の安全を確保するために,保安フェンスを設置すること,及び,清潔な衛生状態を提供し,感染症の拡散を防ぐため排水溝を設置することにより,ルムー小学校に安全・安心で衛生的な教育環境の提供を図るものです。
 
    日本側から側嶋秀展大使及び小林里佳子草の根委嘱員が出席した式典には,ヘンリー・フラン・ヤップ州知事, ジェシー・サラル副州知事, フランシス・イタマイ知事首席補佐官, アーノルド・ヨクバイ・ケン教育局ワーブ地区管理官, ピーター・デフメウ教育局社会基盤調整官,ルムー小学校のリディア・カドゥギッド校長,同校で教師を務めている野﨑榛香JICAボランティア,他の教員,及び生徒が出席しました。
 
     式典において,ヘンリー・フラン・ヤップ州知事は日本政府のヤップ州の様々な分野への援助に深く感謝しました。また,ルムー小学校の生徒たちに対し,誇りを持つことの重要性及び落書きや損傷から学校を清潔に保つことの重要性について説明しました。
 
     側嶋大使は,完成した保安フェンスと排水溝が,安全で健康的な教育環境を提供することになった旨,改善されたルムー小学校が日本とミクロネシア連邦の友好の象徴になることを期待する旨,述べました。
 
     その後,ルムー小学校の生徒たちが英語,日本語及びヤップ語で日本の歌を歌い,最後に側嶋大使,フラン・ヤップ州知事,サラル副州知事がテープカットを行いました。
 
 
この行事における側嶋大使のスピーチはこちら
 
ルムー小学校生徒による歌の発表
テープカット
フラン州知事と側嶋大使
式典参加者での集合写真