大使着任ご挨拶

令和3年12月20日
道上尚史大使
令和3年(2021年)12月1日、ミクロネシア連邦に日本国大使として着任した道上尚史(みちがみ・ひさし)です。15日にパニュエロ大統領に対し、信任状を捧呈しました。
 
120年以上の長い交流の歴史を有する美しい国、ミクロネシア連邦への赴任を光栄に思います。


両国間には高校・大学生の交流、ビジネスや学術の交流があり、またこの海域で日本の漁業が活発です。日本政府・JICAが人的交流の促進事業や技術協力を行っています。
 
新型コロナの感染例は当国で出ていませんが、他国同様、色々なご苦労があると思います。当国政府の対処に敬意を表しつつ、一日も早く皆がもとの生活に戻れるよう、また両国の人の交流・ビジネス・観光・協力事業が戻るよう、切に祈っています。我が国としても、保健・医療、経済開発等、可能な協力を引き続き進めていきます。


日本政府は「自由で開かれたインド太平洋」を重視しています。ミクロネシア連邦と日本とのゆるぎない友好協力関係は、「自由で開かれたインド太平洋」を支える重要な要素です。


私は,これまで築かれた両国の友好協力関係を大切にし,当国在住の日本人・日系人や日本企業、日本の専門家,ボランティア,NGOの皆様と協力して,両国関係を一層発展させるよう努力する考えです。ご支援ご助言をいただけますよう,どうぞよろしくお願いいたします。


また,日本人と日本企業が安心して生活し活動できるようにすることが,日本大使館の最も重要な使命です。大使館を挙げて取り組みますので,ご遠慮なく、ご意見を頂ければと思います。
 
クリスマスと新年を迎え、皆様のご多幸を祈っております。
 
令和3年(2021年)12月
駐ミクロネシア連邦日本国大使 道上尚史

(略歴)
1958年大阪生まれ。東京大学法学部卒業。1983年外務省入省。本省アジア局、経済局等で勤務。在ジュネーブ代表部(WTO担当)、在韓国大使館参事官・公使・総括公使,在中国大使館公使。在ドバイ総領事、在釜山総領事、日中韓協力事務局事務局長を歴任。日本・韓国で5冊の著書あり。