平成27年度無償資金協力「コスラエ州電力セクター改計画」引渡式の実施

平成31年4月9日
発電所
(左から)太宰氏(南洋貿易専務),シグラ・コスラエ州知事,スキリング・KUA本部長,ジョージ副大統領,堀江大使,不二葦氏(八千代エンジニアリング海外事業部電力・プラント部長),柴田所長
     3月27日,コスラエ州レラ地区で平成27年度無償資金協力「コスラエ州電力セクター改計画」の引渡式が行われました。本プロジェクトは,ミクロネシア連邦に対し11.93億円を供与し,ディーゼル発電機(600Kw2基)及び関連施設 (発電建屋1棟、変電設備、地下ケーブル、配電設備(レラ地区)) を整備し,ディーゼル発電設備の運転・維持管理に必要な技術指導を現地の人に対して行うことにより,効率的で安定的な電力供給の確保を図り,同州の生活環境改善及び経済発展を目指すものです。

     式典の挨拶で,シグラ州知事は日本からのコスラエ州に対する長年の援助に感謝の意を示した上で,今回完成した発電所は日本とコスラエ州の強い絆を示す新たなランドマークになるだろうと述べました。ジョージ副大統領は冒頭,南洋貿易,東芝プラントシステム,八千代エンジニアリングなどのプロジェクト関係者に労いの言葉を贈り,電気供給の安定化はコスラエ州の発展に欠かせないと述べ,今回の日本の援助に感謝をすると述べました。
 
     堀江大使は,発電所が建設されたことでコスラエ州の人々の生活環境が向上することを嬉しく思うと述べ,また,コスラエ州の発展のためにも日々のメンテナンスをしっかりと行なって欲しいと述べました。柴田JICA ミクロネシア支所長は,引渡式の日を無事に迎えられたのはコスラエ州政府やKUA(コスラエ公共事業局)の協力のお陰であると述べました。
 
     代表者によるリボンカットの後,ジョージ副大統領により,発電所のエンジンのスイッチが入れられました。
 
     式典には,南洋貿易,東芝プラントシステム,西芝電機,ダイハツディーゼル,八千代エンジニアリングの代表者及び担当者,連邦及び州政府,KUA, JICAミクロネシア支所及び日本大使館の職員が同席しました。