参議院ODA調査団の来島

平成27年12月22日
日本から供与された太陽光パネルの前にて  (左から)長浜議員・赤石団長・ロバート外務大臣・石井議員・辰巳議員
議員表敬訪問にて歓迎を受ける参議院調査団左から)石井議員・長浜議員・赤石団長・マーティン副議長・ウルセマル連邦議員・辰巳議員
   12月18日(金)~21日(土)の間,参議院ODA調査団4名の議員がミクロネシア連邦を訪れました。調査団団長の赤石清美議員(自由民主党)をはじめ,石井正弘議員(自由民主党),長浜博行議員(民主党・新緑風会),辰巳孝太郎議員(日本共産党)の4名の調査団は,日本政府の援助によって供与された2隻の貨客船やポンペイ国際空港ビル,大統領府の太陽光パネルを視察するとともに,医療機材が供与されたポンペイ州立病院や廃棄物処分場を訪れ,現地の関係者やJICAボランティアらと意見交換を行いました。
 
   滞在中,参議院調査団はクリスチャン大統領を表敬訪問し,ロバート外務大臣,ウィルバーカー運輸通信インフラ大臣らと会談したほか,連邦議会を訪問し,マーティン副議長,ウルセマル連邦議員(元大統領),パーマン連邦議員と会談しました。これらの会談では,クリスチャン大統領らからミクロネシアへの訪問と日本のODAに繰り返し謝意が表明され,貝でできた伝統工芸品の首飾りが一行にプレゼントされるなど,心の込もった歓迎を受け,会談は終始和やかな様子で進められました。またポンペイ島の戦没者に対して慰霊碑献花を行いました。
 
   最終日のアンツ環礁訪問はクリスチャン大統領が外相及び首席補佐官に直接指示して実現したもので,当日には所有する釣り船で先回りしていた大統領本人が釣り上げた2匹の鰆を両手に下げて登場し,自ら包丁をふるって刺身とホイール焼きを振る舞うサプライズもあり,調査団一行はミクロネシア政府の万全の対応に大変感動しました。
 
   坂井大使が主催した公邸での夕食会では,18日にクリスチャン大統領・ロバート外務大臣・ウルセマル連邦議員らが出席,19日にはポンペイ州の青年海外協力隊とシニアボランティアが出席し,参議院調査団との交流が深められました。
 
大使公邸レセプションで乾杯を行う赤石団長(左奥)・ロバート外相・坂井大使・大使夫人手前から時計回りに)クリスチャン大統領・石井議員・辰巳議員・ウルセマル連邦議員・長浜議員
坂井大使とクリスチャン大統領 (鰆の刺身は大統領本人が釣り上げてさばいたもの)