3月 草の根・人間の安全保障無償資金協力 署名式(ポンペイ州)
草の根・人間の安全保障無償資金協力 署名式
―ポンペイ州コロニア市自治体―
2011年3月23日、ポンペイ州コロニア市自治体の行う廃棄物管理プロジェクトに対し、平成22年度草の根・人間の安全保障無償資金協力として106,382米ドルが供与されました。
コロニア市はミクロネシア連邦の首都があるポンペイ島の玄関口であり、商業施設や州政府関連機関、そして国際機関の事務所がもっとも集中している地域で す。そのコロニアの街を美しく保とうと、市では2001年からごみ収集事業を行ってきました。さらに、2009年には廃棄物管理プロジェクトを策定し、衛 生面・効率面の問題を解決すべく、市のごみ収集事業に日本のごみ収集車を導入することを模索しはじめました。
幸いにもコロニア市は北海道札幌市から2台のごみ収集車寄贈の御厚意を頂戴することができ、今回はその車両整備費とポンペイまでの輸送費、そして、市の事 業である缶・ペットボトルのリサイクル資源回収事業に活用される清掃深ダンプ車1台が供与されることになりました。
現在ポンペイ州ではJICAの技術支援を受けながら廃棄物最終処分場の建設計画が進められており、コロニア市は州政府とも協力しながら今後もこの美しい島の環境問題解決のために取り組んでいきます。
写真は鈴木栄一大使がポンペイ州コロニア市長マルセロ・クボ・ピーターソン氏と交わした供与契約署名式の模様です。

ポンペイ州コロニア市長マルセロ・クボ・ピーターソン氏と鈴木大使
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