草の根・人間の安全保障無償資金協力 署名式

-チューク州ウエノ島廃棄物収集事業向上計画・チューク州ザビエル高校通学支援計画-

 

鈴木大使は11月23日から11月28日までチューク州を訪問し、チューク州政府環境保護局及びザビエル高校との署名式に臨みました。

 

チューク州ウエノ島廃棄物収集事業向上計画

 

チューク州政府環境保護局が実施する「チューク州ウエノ島廃棄物収集事業向上計画」に対し、2台のゴミ収集車とスペアパxavierーツの調達と短期研修を実施するために99,263米ドルを供与しました。近年多くの国々で問題になっている廃棄物処理システムの改善に向けて、チューク州もその大きな一歩を踏み出しました。JICAボランティアである前川隊員がこの案件形成過程で大きく貢献し、2台のゴミ収集車のうち1台は同隊員の派遣元である東京都八王子市よりゴミ収集車が寄贈されることになったものです。

 

ジョンソン・エリモ州知事はスピーチの中で、「チューク州に対するこれまでの日本の支援に対し、深く感謝する。廃棄物処分については、チューク州が抱える深刻な問題となっており、今回、新たに2台の収集車が整備されることにより、ウエノ島における廃棄物管理能力を向上させることが可能となる。」と述べました。

 

署名式には、ジョンソン・エリモ州知事、リティス・ヘルダート副州知事、その他政府職員やチューク州政府環境保護局のボードメンバーが出席しました。

 

 

チューク州ザビエル高校通学支援計画

 

xavierザビエル高校に対する「チューク州ザビエル高校通学支援計画」の下、2台のスクールバスと四輪駆動バンを購入するために103,690米ドルが供与されました。女子生徒はキャンパスの外でホームステイをしていることから、通学時の安全確保が非常に重要な課題となっています。ザビエル高校については2009年度に草の根無償資金協力により、老朽化していたチャペルをスチューデントセンターに改修する案件が実施されましたが、今回の署名式はそのスチューデントセンターに多くの学生が集い元気なエネルギーに満ち溢れた中で行われました。

 

鈴木大使はスピーチの中で「良い教育システムこそが人々に多くを経験するチャンスを与え、また社会や国を発展させていくことに寄与する」と述べ、コフィ・アナン国連前事務総長の言葉、「知識は力であり、情報は、束縛から解き放つものです。教育はどんな社会や家族においても、進歩の前提となるものです。」を引用し、教育の重要性を強調しました。

 

リチャード・マコーリフ神父は、「日本からは、日本政府をはじめさまざまな団体がいろいろな形で支援をこれまで行っており、今回は3月の東日本大震災による大きな被害にもかかわらず、再度、支援をしていただいたことに心より感謝します」とのあいさつがありました。

 

 

 

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