鈴木大使のチューク出張

鈴木大使は、6月28日より7月1日まで、ミクロネシア連邦で最大の人口を抱えるチューク州を公式訪問し、同州知事、同州上下両院議会議長への表敬をはじめ一連の行事に出席しました。関係写真を掲載します。

 

1.シミナ州知事への表敬

 

チューク出張

(シミナ州知事表敬)

 

  シミナ州知事は、7月1日の連邦議員補欠選挙(注:モリ大統領再選により、4年制連邦議員1席を埋めるための補欠選挙)に立候補しており、選挙運動に奔走 している真っ只中で表敬訪問が実現しました。同知事よりは、「東日本大震災の犠牲者に対するお見舞い申し上げます。同州は日本と極めて深い関係にあり、多 くの日本人の子孫が同州に住んでいること、また、日本政府によるこれまでの同州に対する支援に感謝しています」との表明がありました。

 

2.マリオ州上院議長及びオニイサム州下院議長表敬 

 

チューク出張

 

 (マリオ州上院議長(右)及びオニイサム下院議長(左))

 

3.「チューク州代替漁法普及計画」供与式

 

チューク出張

 

  2010年度の草の根・人間の安全保障無償案件で、チューク州でこれまで行われてきたダイナマイト漁法を代替する漁法の普及を目的として、漁網、漁船、 ピックアップ・トラック、漁具を供与しました。6月30日の供与式には、同州を代表してエリモ副知事及びロジャー・モリ連邦議員(日本・ミクロネシア連邦 友好協会会長、モリ大統領の叔父)他関係者が出席しました。

 

4.草の根・人間の安全保障無償案件サイト視察

 

チューク出張

 廃棄物処理改善計画、女性自立・健康増進活動多目的ホール建設計画、サラメンチューク高校通学支援計画、ザビエル高校多目的教育施設建設計画のサイトを視察しました。

 

 

5.青年海外協力隊員及びJICAシニア・ボランティアとの懇談

 

 チューク州で活動している青年海外協力隊員及びシニア・ボランティアと懇談する機会があり、同隊員等の活動状況、わが国の経済協力に対する評価等につき意見交換をしました。

 

 

6.森小弁の墓及び日本人戦没者慰霊碑への墓参他

 

チューク出張

 

(1)ミクロネシア連邦における一粒種として日本人としてはじめて来島し、その後、現地住民の酋長の娘と結婚し、生涯、チューク州に住み、現在、ミクロネシア連邦の政治、経済、社会のさまざまな分野において影響力を有している森ファミリーの元祖、森小弁の墓を墓参。

 

(2)太平洋戦争中、旧日本軍人及び民間人の戦没者の慰霊碑が森正隆氏(当館注:森小弁の孫)が寄贈した土地に建てられており、現在、森ファミリーが管理している。

 

(3)旧日本軍の18センチ砲がある戦跡訪問

 かつてモエン富士と呼ばれたトノケン山の中腹に旧日本軍が洞穴を作り、湾に進入する艦船及び市街地を見下ろすことができるように18センチ砲が設置されている戦跡を訪問しました。

 

 

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