~本邦企業によるミクロネシア連邦への新たな投資~

新たにTMCに参加した2隻のまき網漁船の出港式の実施

平成27年4月16日     


      4月16日,TMC(TAIYO MICRONESIA CORPORATION)は,新たに参加した2隻のまき網漁船がミクロネシア連邦ポンペイ島から最初の航海に出発するための出港式を開催しました。TMCは2012年に設立され既に2隻のまき網漁船を運行しており,今回の本邦からの移籍によってあわせて4隻の大型漁船がミクロネシア連邦を拠点として操業することになります。経済が停滞する当国にとって海外からの投資による経済の活性化は経済の成長のために最も重要な課題の1つとなっています。当国関係者は合弁会社のこれまでの取組みを高く評価し,今後の活動に大きく期待を寄せています。TMCとは,本邦漁業会社「大洋エーアンドエフ株式会社」と当国の国家漁業公社(NFC:National Fisheries corporation)との合弁会社です。 

出港式の様子(乾杯の音頭を取る坂井大使(左)と安部TAFCO社長(中央)

(出港式に臨む乗組員の皆様)

      4隻のまき網漁船は,既存の「TAIYO POHNPEI」,「TAIYO CHUUK」,今回追加された 「TAIYO WAAB」,「NIPPON FSM」と当地に由来する船名を持っています。特に「WAAB(ワーブ)」はヤップ州がYAP(ヤップ)と呼ばれる前に使用していた地名に由来しています。1隻当たり25人-30人前後乗船する船員の構成は日本人よりも外国人が多く,ミクロネシア地域からも各船に複数名の船員が乗船しており,当地における雇用機会の拡大に貢献しています。 

(出港するまき網漁船「NIPPON FSM」)

      また,大型漁船の定期的な入港は,給水,船員のための食糧補充,岸壁使用や入港時の水先案内人の利用など漁業活動に関連する様々な経済波及効果が期待できます。
更に、現地の経済、社会のさらなる発展、雇用を促進すべく、陸上への投資についても、現地パートナーと協力して検討しています。
現在,漁船に搭載されたエンジン等の器械や計器類の整備,修理は,日本から技術者が当地を訪問して実施していますが,今後は当地においてこうした作業に当たることができる技術者や、上記の発展を促すべく、マネジメントを含めた人材を育成することが重要な課題です。 

(出港するまき網漁船「TAIYO WAAB」)

○2隻の漁船データ
船名 TAIYO WAAB NIPPON FSM
旧船名 旧第七十五はやぶさ丸 旧日本丸
建造年 2000 2006
建造国 日本 日本
船籍港 ポンペイ港 ポンペイ港
船級 KR KR
国際トン数 1,096t 1,829t
全長 65.02m 75.97t
12.00m 13.40m
深さ 7.25m 7.50m
定員 28 32
魚艙容積 932.60 1,365.34
主機関 阪神内燃機
6LUS40
2,206Kw (3,000PS)
新潟原動機
6MG34MX
2,647Kw (3,600PS)